①睡眠時無呼吸症って、なに?

無呼吸症コラム2017年04月14日

 無呼吸症コラム1 

「睡眠時無呼吸症」というと、あたかも睡眠中に呼吸そのものが止まってしまうような印象を受けますよね。
もちろん、そのような無呼吸症もありますが、世の大半の「うるさいいびきをかいて息が止まってしまう」無呼吸症は、「閉塞性睡眠時無呼吸症」といって、睡眠中に喉、すなわち声帯より上のどこかの部分(上気道といいます)が閉塞することで起こります。

では、なぜこのようなことが起きるのでしょう? 

▷睡眠中、上気道は「上気道開大筋群」という筋肉の集合体を脳がコントロールすることによって、呼吸、特に吸気に伴いかかる吸い込み圧(吸気圧=陰圧)に負けないように、常に開いているようになっています。

しかし、肥満やあごの形態異常などにより過度に狭くなった気道の場合、強い吸気をしなければ空気が入ってこないため気流の乱れが生じ、これがいびきとなります。

上気道開大筋群が、その強い吸気にも負けないように気道を開けようとするのですが、さらに強くなる吸気圧に負けてしまい(正常呼吸の30-40倍の強さになるとされています)、遂には気道が閉塞してしまうのです。

このような病態を考えると、「睡眠時無呼吸症」は、「睡眠時窒息症」といった方がリアリティがあるかもしれませんね。

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