⑤ 睡眠時無呼吸症? 睡眠時無呼吸症候群なら聞いたことあるけど?

無呼吸症コラム2017年08月28日

 無呼吸症コラム5 

テレビやインターネットなどで「危険ないびき」とか「睡眠中に呼吸が止まる!」などど題して紹介されることの多い無呼吸症。その際の病名は、たいがい「睡眠時無呼吸症候群」と紹介されていると思います。当院のホームページ、このコラムをお読みになられて、「はて、睡眠時無呼吸症とは書いてあるけど、睡眠時無呼吸症候群とは書いてないな?」とお気づきになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

▷「症候群」とは、何らかの自覚症状(症候)が複数(群)ある場合に用いられます。「かぜ症候群」であれば、上気道感染による咳、鼻水、喉の痛み、発熱などの自覚症状(症候)が複数(群)あると解釈されますね。

「睡眠時無呼吸症候群」といった場合の「症候群」は、これまでのコラムのような「日中の眠気、倦怠感、熟睡感の欠如、集中力の低下」といった複数の自覚症状を有することを示します。

しかしながら、必ずしもこれら症候を有していなくても(自覚症状がなくても)、検査で重症の無呼吸症であると診断されることは珍しくありません。もちろん自覚していないだけということもありますが、この場合は「症候群」ではなく病態としての「症」という呼び方になります。英語では睡眠時無呼吸症候群は「sleep apnea syndrome: SAS」、睡眠時無呼吸症は「sleep apnea 」といいます。SASは「サス」と呼びやすいため、厳密な区別なく、なんとなく使用されているのも事実です。

一方でこれらの自覚症状があってもなくても、睡眠時無呼吸症は心臓や脳、血管などへ多大なる悪影響を及ぼすことが様々な研究からしめされているので、自覚症状の改善とは別の治療目的として、積極的な治療介入の必要性がある病気なのです。そのため、当院では敢えて「睡眠時無呼吸症候群」ではなく、「睡眠時無呼吸症」という呼称を用いています。

そんなのどっちでもいいよと言われそうですが、ちょっとしたこだわりでもあります。

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