在宅療養支援室便りVol.1 熱中症にご用心!

在宅療養支援室2018年08月09日

医療や介護が身近な方へ、ソーシャルワーカーの目線をお届けします。

 

連日のように繰り返し聞く「熱中症」という言葉。

当院でも、熱中症と思われる相談が多く寄せられていますが、訴えとして多い症状は、

  • ぐったりしている
  • 食欲がない
  • ふらふらしている
  • 熱がある
  • 頭痛がする

当院は心不全の患者さんも多く、利尿剤(お小水を出しやすくする薬)を内服している方がいます。そのような方は、いつも通り水分とっているつもりでも脱水になりやすいです。

このようなご相談をいただいた際には、まずは部屋を涼しくして体を冷やし、水分の摂取を促しています。摂取するのは経口補水液、スポーツドリンクなどだとなおよしです。

当院では熱中症と脱水の注意喚起の資料もご提供しています。

 

熱中症とは、

  • 環境(高温多湿の気候や部屋など)
  • からだ(高齢者や乳幼児、持病や疲労状態など)
  • 行動(運動や屋外作業、水分補給がなされない状況など)

の3つの要因により、人の体温を調整する機能が崩れてしまって熱がたまり、身体に悪影響を及ぼす症状が出ている状態です。

平成30年7月23日~7月29日の1週間での全国の熱中症による救急搬送人員は、13721人と報告されました。これは昨年の、2倍以上の数になります。恐ろしい数字ですね。

熱中症はもはや他人事ではありません。自分事としてとらえ、自分の身は自分で守るという意識と、周りの方ともお互いに注意喚起しあうことが大事です。

エアコンを適切に使用する、こまめに水分と塩分補給を行う、暑い時間帯の外出を避ける、無理をしない、休憩をとる、など、一般的に言われる対策を今一度確認していきましょう。

 

「身体が何かちょっとおかしいな、いつもと違うな」と感じたとき、それは熱中症のサインかもしれません。

 

まだまだ暑い日は続きます。

皆様、くれぐれも熱中症にご用心を!

 

注意喚起チラシ「熱中症と脱水」

熱中症と脱水.png

 

在宅療養支援室

ソーシャルワーカー 西嶋大悟

 

参考サイト

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