アキレス腱断裂手術後の生活と工夫―退院するならイメージと準備

訪問リハビリテーション2024年05月30日

理学療法士の迫内です。個人的なことですが、アキレス腱断裂にて休職し仕事復帰から3ヶ月が経ちました。今回は手術後から復帰まで、たくさんの工夫をしながら過ごしたのでご紹介したいと思います!まず私の受傷機転は、バスケットボールの試合中にジャンプシュートを打って着地をした際でした。音もなく踵が踏まれたような痛みで足首を動かせなくなり、病院受診しアキレス腱断裂の診断にて翌日入院、手術を経て1ヶ月程度のギプスと松葉杖生活が始まりました。

入院期間は1週間くらいでした。手術後の痛みと慣れない入院生活で早く退院したいがために、自宅の環境を何も考えず自宅生活を送ることにしてしまいました。私は理学療法士なのに、と何度後悔したことか...。
退院してからすぐ、ギプスが足先までついているため体重が思う様にかけられない、松葉杖は我が家のマンションでは近所迷惑になるので不向きということに気がつきました。そこで、キャスター付きのオフィスチェアが届くまではハイハイや膝歩きで過ごすことに。

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↑※再現

術創部の痛みと腰痛と膝痛のオンパレードです。膝痛予防にサポーターやマットなどを敷き、ギプス側に体重をかけてOKだったので、主治医の先生や担当の理学療法士さんと相談して、立ってもバランスを崩れにくくするために、インソール用のヒールを買ってギプスに着けて過ごしてみました。

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↑外出時は厚さ80デニール程度の膝下ストッキングで防寒対策
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↑2枚のヨガマットが大活躍!

手術から1ヶ月後、ギプスから装具に変更しました。屋外を歩く時に装具を覆う市販品はあるものの、買った後に使いにくいと困るので、まずは家にあるもので作ってみようと思い立ち、自宅にあった地下足袋を使って外履きを作りました。

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↑ヒール付きの装具のため、大きめの地下足袋を半分に切り装具の先端を覆う

体力の低下が目立ち、夜は起きていられないことも多かったです。焦ってもすぐに回復するものでもないので悶々とした日々もありましたが、病院の先生や担当の理学療法士さん、家族や周りの方々の支えもあって大きなトラブルはなく仕事復帰をすることができました。

 既製品は買う前に実際に使えないため、購入後に自分と合わないなと思うことも少なくないかと思います。「まずは身の回りのものでできる限り代用できないかを考えてみる」そのようなことを仕事で考えるようにしているので、今回自分が怪我をした際に役に立ったのかなと思います。

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↑裾の広いズボンやロングスカートが着やすさ抜群

これからもアンテナを広げながら、訪問リハビリを続けていきたいです✨️

訪問リハビリテーション部 理学療法士 迫内

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